錦鯉

錦鯉 – 日本酒のパッケージ

「錦鯉」について

「錦鯉」は、新潟県にある今代司酒造株式会社という会社が販売する日本酒です。
その名の通り、錦鯉をモチーフにしたシンプルでいながらも大胆で目にとまるデザインです。錦鯉は新潟の名産だそうです。
2015年にDesign for Asia Awardsにてブロンズ賞を受賞し、そのほか海外でもたくさんの賞を受賞しているとのことです。日本人受けはもちろん、海外からの評価が高いのも頷けます。日本らしい凛とした美しさですね。
デザインしたのはグラフィックデザイナーの小玉文さん。若い東京のデザイナーさんです。ご本人のHPから写真をお借りしました。

ボトルデザイン

錦鯉
出展:BULLET Inc.

ボトルのみでもかなり錦鯉っぽいですが、外箱に上から見た錦鯉の形の窓が入っており、このように中身の瓶が見えてより錦鯉に近いデザインになります。
たくさんあるとまるで池にいる錦鯉の群れですね。

錦鯉
出展:BULLET Inc.

外箱の素材は白いマットな紙、そこに金の箔押し。インクで書いてある文字は見られません。高級感があってきれいです。

実は瓶の印刷が凄い!?

錦鯉
出展:BULLET Inc.

瓶全体を錦鯉に見立てているこの商品ですが、よく考えたらこれってどうやって印刷するんでしょうか…。
印刷面積はかなり広く、それだけならまだしもこんなきれいな赤を乗せるのはかなり難しそう。白い瓶を作る段階で元々赤い素材を入れておきましたよってくらいキレイに出てます。
調べたところ、ご本人のインタビューをしたとの記事が見つかりました。

白い瓶に直接赤い模様を印刷する加工は、日本国内でも限られた印刷会社しか出来ない難しい加工です。この印刷を成功させるまでには、数多くの試作と失敗を繰り返しました。
瓶のくびれた部分を含む広い面積に直接印刷するために、印刷転写シートを3分割して手作業で貼り、最後に窯で焼いて完成させるという多大な手間がかかっています。
瓶の形状そのものを鯉に見立てるために、この印刷面積の広さは必須条件でした。

引用:BUNGALOW. MAGAZINE

とのこと。めちゃめちゃ手間かかってます…!!
最終的に表現は手作業が最強!ってことですかね。
このこだわりぬいた印刷が無かったらアイデアは素晴らしくとも、これだけ上品な仕上がりにはならないんだろうなぁ…こだわりって大事。

まとめ

いかがでしたでしょうか。調べれば調べるほどこだわり抜かれたことがよくわかる素晴らしいボトル&パッケージデザインです。
ここまで当たり前のように書いてきましたが、冷静に考えてそもそも瓶を錦鯉の胴体に見立てようとか思いつきます?
普通にあのよく見るただの茶色とか緑とかの瓶見てて、錦鯉そのものに見えてくるなぁなんてことあります?
私には思いつかないですね。そういうクリエイティブな発想を養っていきたいものです。

ちなみにこちら、オンラインショップで購入できます。素晴らしい高級感ですが、お値段は意外と手が出せます。
お酒を頭で飲んでほしくないということで、スペックは非公開とのこと。粋ですね。