
リアルな味わいをそのまま表現した『Real juice』
素材本来の味が売りの100%ジュース、「果物そのままの味」をパッケージとしてどう表現するのか?という課題に対して、2014年にデザインされたこの『Real juice』は、果物から直接ストローで飲んでいるようなデザインで伝えています。
すごく単純ですが、とてもシンプルな伝え方で斬新さを感じます。
実際にストローを指して、パッケージ画像内のストローとぴったり合う角度を見つけると、自然とカメラで撮ってシェアしたくなります..。そんな衝動も狙ってデザインしているとしたら、ちょっと感心してしまいますね。
これだけシンプルだと、果物写真の質がかなり重要になってくるのですが、りんごのみずみずしさやももの質感などもとても綺麗に仕上がっていると思います。
デザイン
上からの画像を見てみると、ここはストローが刺さってないんですね..是非ささっていてほしかったですね。それでも、果実の上部写真に内部グラデを重ねることで、果実がそのまま入っているような見せ方はとても面白いですね。
でも、刺さっていてほしかった…
ペントアワード2014受賞作品
このパッケージは、パッケージデザインの世界一を決めるコンペティションの1つでもある『ペントアワード(英: Pentaward)』の受賞作品です。
ペントアワードは「パッケージデザインこそが、広告や宣伝以上に最も重要なコミュニケーションツールである」ということを認識してもらうことを目標とたアワードです。毎年スペインのバルセロナで開催されており、世界で最も厳しいパッケージコンペティションと言われているほどです。
デザイナー
Imkm
このパッケージデザインをしたのは、韓国のImkmというデザイナーです。ホームページ内のProjectには『Real series』として、今回の『real juice』も掲載されていました。
http://imkm.kr/?portfolio=milk-package&ckattempt=1
Silver Pentaward 2014
Concept – Beverages
Concept name: Real Drinks(Genuine Drinks)
Entrant: imkm design
Country: SOUTH KOREA
Client: study
まとめ
素材そのものの味をシンプルに表現した『Real juice』、誰もがパッと見て伝わるというのもとても大事なことだと再認識したパッケージでした。