プロアクティブボトル

ステップをそのままデザインに採用した『プロアクティブボトル』

今回ご紹介するパッケージは、CMでもおなじみのニキビケア大手のプロアクティブ。
そもそもニキビケアは敏感な肌環境を調整するものであるため、1剤で完結するものではありません。まず初めに洗顔料である「クレンザー」で肌を殺菌して毛穴の汚れを落とし、2つめの美容液の「トリートメント」でニキビケア成分と保湿成分を毛穴にダイレクトに浸透させ、3つめのクリーム「ハイドレイター」でニキビを予防し乾燥から肌をガードする。という3つの薬剤を順番に使う必要があるのです。

通常であれば小さくSTEP1、STEP2、STEP3などとテキストで表示するであろうところを、このパッケージは大胆にもステップの数字をデザインに盛り込んでいるのです。

計算しつくされたデザイン

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出典:katecarmackdesign.com
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出典:katecarmackdesign.com
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出典:katecarmackdesign.com

一般的に見慣れている数字の形状だからこそ、その数字の一部分を表現するだけで、一瞬で認識させられますね。数字を大胆にデザインに取り入れる事で3剤とも全く同じ配色にでき、また、3剤とも同じ配色にできることで、セットであることを自然に認識させることが出来ている点も分かりやすくてよいですね。

プロアクティブボトル
出典:katecarmackdesign.com

にくいところは、数字の『1』『2』『3』の形を利用して、全てのボトルを同じ向きにせずSTEP2のTONERだけを逆さにしてデザインしているところ。また3つのうちの真ん中だけが逆さになることで、1・2・3と並べたときのおさまり具合も落ち着きがあっていいですよね。

そしてよく見てみると、数字の位置と製品のキャップの位置などがきれいに高さを合わせてあるのです。こういう細かなデザインディテールが落ち着きを感じさせているところなんでしょうね。

デザイナー

デザインを手がけたのはアメリカの『kate carmack graphic design』です。
http://www.katecarmackdesign.com/#/proactiv/

出典:katecarmackdesign.com

ホームページのABOUTページを読んでみると、どうやらバージニア大学在籍時代に心理学の学位を取得しているよう。本商品で感じさせる視認性とデザイン性のわかりやすいマッチングは、そんな心理学的な感性もあるような気がしますね。

まとめ

セット売りで順番を持つ製品を分かりやすくオシャレにまとめたきれいなパッケージ。何か、結果すべてがいい具合にまとまっていますが、これを全て計算でやっているとしたら、本当にすごいデザインだな..と感心しました。