
箱を裏返すだけのペーパークラフト菓子『 Stafidenios』
この画像を見てもらえると全てが分かりますね。今回ご紹介するのは、お菓子の箱をひっくり返すだけのシンプルペーパークラフト菓子『Stafidenios®』です。
スタートは商品ブランディングから
Stafidenios®はギリシャで販売された子供向けに梱包されたレーズン菓子です。
このパッケージをデザイン・開発したのは『Matadog』というデザイン会社で、任された業務はデザインだけでなく商品のブランディングも全てというものでした。
当時のギリシャでは子ども向けのレーズン菓子というカテゴリが存在しなかったので、どうやったら市場に認知されるのかなど、問題は山積みだったようです。
開発までの道のり
製品ブランディングからのスタートということで、まず始めたのは競合他社のパッケージのベンチマークと消費チェーンの調査でした。世界市場で競争力のある類似製品を収集した結果たどり着いたのは、パッケージアートというキーワード。
子どもに響くパッケージアートということで、ペーパークラフトになる外箱というコンセプトが決定したようです。
押さえるポイントとしてはただ一つ、小さなお子さんでも作れるように簡単なペーパークラフトにすること。どうやったら簡単に菓子箱でペーパークラフトが出来るのか?もちろん、はさみやテープ・糊は一切使わず、単純な工程で出来上がるペーパークラフトにする必要がありました。


11体のキャラクター

たくさんのプロトタイプを作成したのちに生まれたのが、この11体のキャラクター。イラストのテイストはいかにも海外!といった感じですね。
まとめ
ペーパークラフトでハードルを上げている、はさみやテープ・糊を一切使わずに、菓子箱をひっくり返すだけでできるペーパークラフトパッケージ。簡単にペーパークラフトで遊べる楽しさ、どんなキャラクターが出てくるのか分からないお楽しみ感など、多くの視点で子ども受けしそうなパッケージです。