送料無料、ではなく「送料自由」ZOZOTOWNの試み

言わずと知れたファッション通販の大手「ZOZOTOWN」。私もヘビーユーザーです。
そのZOZOTOWNが、今月10月1日から試験的に実施しているのが送料無料ならぬ”送料自由”。

出典:ZOZOTOWN

仕様

その名の通り、送料を自分で決められるというものです。
選択方法は以下の通り。

プルダウン 100円~1500円まで100円刻みで選択
自由記入 0円~3000円までの間の金額を1円単位で指定
未記入 自動的に400円の送料


出典:ZOZOTOWN

ちなみにこれまでのZOZOTOWNの送料は、購入代金が4999円以上の場合は送料無料、それ未満の購入時は399円の送料がかかっていました。
それがたとえ100円の買い物だったとしても0円で届けてもらえる、これはお得!

検証結果

送料無料も選択肢に入るのであれば、多くの人は「0円」を選ぶはず。そう思いがちだが、実際には「0円」を選択した注文は全体の38%にとどまった(10月2日12時~19時の平均値)。
引用:東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

ところが、東洋経済の調べによると0円を選択した注文は全体の4割程度だったらしいです。
せっかく0円で配達してもらえるのに…と思うかもしれないですが、私もこの期間中に注文した一人、そして0円を選ばなかったうちの一人なのです。

皆さんも実際注文してみればわかるかと思いますが、あれ、0円スタートだとなんとなく気が引けて0円を選択できないんですよ。
届けてもらうのに悪いな…って。ヤマトさんだからすぐ来るし、梱包だってまあまあ立派なハコに入って届きますからね。
なんなら5000円以上の買い物だったんですけど、申し訳程度に100円を選択した覚えがあります。

なーんだ、もしかしてそういう心理を狙ったの?もしかして逆に儲かってるんじゃない?と思うかもしれませんが(私は思いました、すみません)、99.8%の注文では、実際の送料よりも安い・もしくは同等の送料が選ばれたらしいです。
つまり送料「0円」は選ばなかったとしても、大半の人が私みたいに100円など低めの金額を選んだ可能性が高いということ。

何のための検証なのか?

出典:クロネコマーケット | ヤマト運輸

ゾゾタウンの配送を一手に引き受けているヤマトは、10月1日から宅配便の値上げに踏み切った。
ヤマトに支払う運賃が値上げされれば、ゾゾタウンにとって影響は小さくない。これまでも同社は、ヤマトの方針に沿って当日配送や一部時間帯の指定配送を取りやめるなどの措置をとってきた。今後、運賃の値上げに伴い、送料見直しを行う可能性は十分考えられる。

一定期間の送料自由化を行えば、注文額に応じてどこまでの送料をためらいなく支払うか、などといった消費者の傾向を見極めることができる。

引用:東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

「運送会社の値上げに伴って送料を上げたいけれど、いったいみんないくらまでなら納得して出してくれるの?」ということですね。
この結果を見ると、ためらいなく出してくれるのは100円、ということになるのでしょうか。
少なくとも、私が「気持ち程度」で出せるのは100円ということですね。というかみんなそういうことなのでしょう。
「送料としてためらいなく出せる金額」となってくると、きっともうちょっと上がりますね。

当たり前みたいに送料0円が存在しちゃう世の中なので、送料に対して消費者は厳しくなってしまうんですね。
最近引っ越しの見積もりをしてもらう機会があったのですが、商品配達に関わらず運送業界は人手不足で大変なようです。
期間中にまたZOZOTOWNを利用する機会があったら、今度は600円くらいにしようかな…と思いました。