「おしゃれなお菓子のパッケージ」を見ると「高いお菓子だ」と思うようになってしまった

若い女性をターゲットにしたと思しき、はかなげ・ナチュラル・やわらかいデザインのパッケージのお菓子が近年コンビニをはじめよく見られます。
少し前まではそういったものを見つけると「お、かわいいやつが出てるな。」と嬉しくなったものですが、最近は「あ、高いやつだ。」と反射的に思ってしまう自分に気付いてしまいました。ちょっとショックです。

なぜ私は、数年前まで喜んでいたはずの「おしゃれパッケージ」で喜べなくなってしまったのでしょうか。

「おしゃれパッケージ」の定義

「このパッケージ、おしゃれだね、かわいい~!」と言われたところで、「そうだね。」と口では言うものの、「ほう、これが世間的にはおしゃれなパッケージなのか。よくわからないけど、まあ女子が言うなら間違いなかろう。」と内心思っている人はまあまあいると思っています。特に男性。

そんなわけでこの記事を書くにあたり、「女子受けを狙ったおしゃれ感」を目指して作ったんだなーと私が感じる、おしゃれパッケージあるあるをまとめます。
これでなんとなく、この記事で私が指す「おしゃれパッケージ」の概念が伝わるかと思います。

余白が多い

おしゃれパッケージを目指したと思しきパッケージは余白が多い傾向にあります。
空間を贅沢に使う、余裕のある感じがおしゃれ感につながっているのでしょう。余白ばかりではなく配色に関しても明るく、軽いイメージのものが多いように思います。

ナチュラル系のイラスト素材

これがおそらく、最も世の中の男性に「あーそれがおしゃれなんですね。よくわからないけれども。いいならいいけども。」と思われているような気がします。
ちょっとゆるくて、なんて言うんですかね。「カフェで流れる~」系のオムニバスCDのジャケットに使われていそうな、さらっとしたイラストです。
「おしゃれパッケージ」に使われているデザイン素材は圧倒的に写真よりもイラストが多いですね。

カウンターせまめの丸ゴシック

よく見るのは筑紫丸Aゴシックとかですね。品も良く大変おしゃれ、すっきりしつつも柔らかい印象を演出できる神フォントです。
これ系のフォントが主に使われている場合は大体「おしゃれパッケージ」に該当します。
数年前までは目新しかったこれ系の文字、出た当初は本当に質の高いデザインが多かったのですが、ここ2~3年で一気に増え、なんでもかんでも使っていい雰囲気になっているように感じます。
厄介なのは、これ系の文字で余白を多少大目に使い、マットな質感でまとめたら、それなりに「おしゃれパッケージ感」を演出できる点です。文字の力は偉大です。

なぜ「おしゃれパッケージ」のお菓子は高いのか

まず、そもそも実際値段は高いのか、という点ですが、これ系のパッケージは実際値段が高いと言っていいかと思います(個人調べ)。

出典:Kabaya

例えばこちらの同じKabayaさんから発売されているグミ2種を比べてみても、これはおしゃれパッケージで間違いなかろうと思った「世界のキッチンから やさしい煮りんごのアップルモーア」と、特にそれを目指していないであろう一般的なパッケージ(このデザインも私は好き)の「ピュアラルグミ りんご」は同じ100円+税~くらいの価格で内容量に40gと45gの違いがあります。

おしゃれパッケージ商品の価格が高くなってしまう理由として推測でしか言えませんが、おしゃれ感を重視した新商品を売り出したい!となった場合に、

・形を変える
・エンボス加工や表面加工を加える
・新たなデザインを書き下ろす
・新たなデザインのためのイラストなどを書き下ろす

などのコストがかかるためかと思います。

加えてそういった商品は突然大量に売り出されるといった傾向はあまり見られず、期間限定や特別版など「目新しさ」を重視した売り方がされているように感じます。
価格が高くても「1度きりの購買需要」は充分にあり、大量に売ることを目的としていない。
まさに新しいもの好き・飽きっぽい女子をターゲットにした売り方と言えます。

まとめ

まとめたように、実際コストがかかることもあって「おしゃれパッケージ」の商品の価格は高いことが多いです。
そういう体験が積み重なった結果、最近はコンビニで「おしゃれパッケージ」を目指した商品を見るだけで「あ、高いやつだ」と思ってしまうわけです。
いや、実際に高いから間違っているわけではないのですが、少し前までは「おしゃれなパッケージだな。」と思って手に取っていたはずなのに、そう思うようになってしまったのはなんだか良くないなと、寂しく思うわけです。
服もそうですけど、おしゃれにはお金がかかるってことですかね。

そういえば、スーパーというよりはコンビニにこの手のパッケージは多いかもしれません。
スーパーのように「安く買い物をしたい」という志向が働く場においては、おしゃれパッケージの割高な商品を手に取ってもらうのハードルが高いのかもしれませんね。