
ローザー洋菓子店 “ロシアチョコレート”
パッケージと言われると、外箱のデザインを気にしがちですよね。今回紹介するポイントは、中に入った“個包装”です。デザインをするとき、お菓子を包む“個包装”とのバランスはかなり重要。そのバランスがとてもお上手な東京の老舗「ローザー洋菓子店」の“ロシアチョコレート”をご紹介します。
シンプルなデザインの缶パッケージ
まず、外箱のデザイン。お店のロゴが入ったシンプルなデザインです。シンプルで素敵ですが、少し物足りないような…女性のパケ買い心をくすぐるには少しさみしい感じがしますね。

でもフタを開けると…

かわいい!ほんと、急にかわいいです。この商品、ひとつひとつ味によって異なるカラフルな包装紙に包まれていて、これが人気の理由なんです。個包装を主役にするために、外装はあえてシンプルにしているんですね。開けた時のバランスが完璧です。

レトロかわいいデザイン。2色印刷なところも、クラシカルな感じでかわいいです。この個包装がかわいくて、食べた後も取っておく人もいるみたいです。

このローザー洋菓子店は創業60余年ということで、歴史があってのレトロさが良いんですよね。本当に昔から使われているんだろうな、みたいな。このgifは永遠に見ていられそうです。
可愛くてコラボ商品にも!
この個包装の可愛さが話題となり、アパレルブランド「シアタープロダクツ」とコラボしてスカーフが販売されたことも。

包み紙は取っておいても いずれ捨てなくてはいけませんが、スカーフだったらずっと使えるし素敵ですね。この商品はフードエッセイストの平野紗季子さんがディレクションをしてるようです。
まとめ
個包装がここまでかわいいと、外装に余計なものはいらないんですね。どうしても全部かわいくしたくて、気付けばコテコテでうるさい…なんてすごくやってしまいがちです。最近のメイクやファッションに言われる「抜け感」と同じで、全体のバランスで考えると、こなれたパッケージが考えられそうです。