最近よく目にするガラス→紙化について

最近よく目にするガラス→紙化について


出展:gigazine

こんにちは。本日は表題について考えてみたいと思います。ここ10年で文章、画像のデジタルデバイスによる閲覧が一般化し、コロナの影響で渡す機会もなくなったため、情報伝達の手段としての紙の存在価値は失われつつあります。それに伴い紙の価値の「機能」へシフトが推し進めていることは、生活者の皆様であれば実感しているところと思います。加えてSDGs(の環境項目)の影響もあり、コンビニのコーヒー容器はストロー無しで飲めるものが登場し、長年ビニールを使用していた馴染みのお菓子のパッケージも紙化されるなど脱プラへの動きも顕著であり、これが「紙化」の動きを更に加速させています。

ガラス→紙の活発化

そんななかで最近よく目にするのが「ガラス→紙化」の事例。冒頭の製品は2008年に試作されたものです。ペットボトルと違い100%再生可能な原料からできており、ガラスのように割れることもありません。
もう一つ紹介します。

出展:JCCA一般法人日本クリプトコイン協会

こちらもガラス→紙の試作品。ご存知、カールスバーグのビールです。

出展:uncrate

そしてジョニーウォーカーの紙スコッチボトル。2021年初頭にデビューするそうです。

環境対応とコストメリット

この他にもワインボトルを紙化するなど、ガラス→紙化の試みと製品化の事例については枚挙にいとまがありません。この背景にはイメージアップと輸送コストの削減が両立できるという企業側のメリットがあります。ガラスは生成時に大量のCO2を発生させます。高温で溶かしたりするので当たり前ですよね。加えて原料の一つである炭酸塩(ソーダ灰・石灰石)もCO2を発生させます。紙化によりCO2排出量を削減することで、先に述べた環境負荷削減の取り組みとして企業イメージがアップします。さらにワインボトルの事例にあるように、ガラスに比べて重量85%減で輸送コストも大幅に削減。割れないため破損および防止にかかる費用も抑えることができます。

まとめ

SDGsに見られるように、昨今市場は見栄や場当たり的な施策ではなく、持続可能な活動目標にシフトしています。パッケージメーカーは環境負荷軽減(世間良し)、輸送コスト削減(買い手良し)を軸に考えれば、効率的に紙化の必然性がある製品を見つけて提案受注(売り手良し)しの、三方良しを実現できるかもしれませんね。