
Instagramで流行!#食べる牧場ミルク はまさかの「空間」がヒットの理由
(写真出典:macaroni)
日ごろからInstagramを活用(活用といっても遊びの範疇ですが)しているのですが、最近よく見かけるのがこれ「#食べる牧場ミルク」。
非常~~~~に多くの投稿を集めていて、ENJOY勢中のENJOY勢・低意識インスタグラマーの私ですらタイムラインに飛び込んできます。そして流行っているのを感じます。
しかし、パッケージを見てみてみると、どうですか?
まぁたしかに、ゆるい牛のイラストに字間広めのちょい癖のある書体で、かわいいっちゃかわいいけれど、言っても特筆するほど単品でインスタ映えできるものではないと思います。
重要なのはインスタグラマーにアレンジの猶予を与える「空間」

出典先のサイトでは「出会えたら奇跡!」とありますが、私のおうちの最寄ファミマにはいっぱいあります。これが田舎と都会の差…。
このパッケージがInstagramでこんなにも流行した要因はここ。
この空間です。ここにフルーツを入れたりお菓子を入れたり、自分なりのアレンジをしてインスタ映えにつなげているわけです。
インスタ映えの「いいね!」につながる重要な要素であるオリジナリティを出せるような猶予、つまりはインスタグラマーのデザインスペースが確保されているのです。
こんな感じに…。えーうそだろ…。これやってる間にアイス溶けちゃうでしょ。
個人的にそれいい!と思ったのはみたらし団子ですかね。おいしそう。
「いや、そんなのいいからもっとぎゅんぎゅんにアイスを詰めてくれよ」と思った方はこれ(およそ200円)を買わずにスー●ーカップを買うことをお勧めします。
平成初期からあるからといって侮るなかれ。味も時代と共に進歩しています、普通にめちゃ美味しいです。私は。
受け取った相手の動きを考えること
この「#食べる牧場ミルク」の成功は偶然なのか計算されたものなのかは分かりませんが、買った先での消費者と商品の動きを予測する事って大切だなと思いました。
Instagramの流行・Instagram上のオリジナリティの価値を分かったうえでやっていたとしたら本当にすごいですね。
ついついお店でいかに魅力的に見えるか・いかに手に取ってもらうかという点を重視しがちですが、そのあとの動きまで考えてデザインをするというのも「売れるデザイン」には必要ですね。